近年は外国人観光客の増加や、若年層を中心としたスマホ決済の利用率増加により、個人タクシー業界でもキャッシュレス決済が注目されています。
個人タクシーの集客力を向上させるためにキャッシュレス決済の導入を検討しているなら、以下の3社がおすすめです。
- 素早く多くの決済方法を導入したいなら「スマレジ Paygate」
- 多少手間でも即日で導入したいなら「Square」
- 交通系電子マネー重視なら「STORES決済(旧:Coiney)」
ここでは、上記3社を含めた、個人タクシーのキャッシュレス決済対応に適した決済代行サービスを6種類紹介します。
個人タクシーでも導入しやすいキャッシュレス決済6選
サービス名 | スマレジ・PAYGATE | Square | STORES決済(旧:Coiney) | Air PAY | PayPay | メルペイ |
企業名 | 株式会社スマレジ | Square株式会社 |
STORES 株式会社 (旧:ヘイ株式会社) |
株式会社リクルート | PayPay株式会社 | 株式会社メルペイ |
決済手数料 | 3.24%~ | 3.25%~ | 1.98%~ | 2.95%~ | 1.60%~ | 2.6%~ |
対応支払い方法 |
クレジットカード 電子マネー 交通系電子マネー PayPay d払い 楽天ペイ auPAY メルペイ LINE Pay Alipay(支付宝) WeChat Pay(微信支付) |
クレジットカード デビットカード 電子マネー 交通系電子マネー PayPay オリジナルのプリペイド・ギフトカード (使用する決済端末・契約内容による) |
クレジットカード 交通系電子マネー WeChatPay(微信支付) ※オンライン決済はVISAとMasterCardのみ Android端末では電子マネーの対応不可 |
クレジットカード 電子マネー 交通系電子マネー Alipay(支付宝) WeChat Pay(微信支付) d払い PayPay LINE Pay Jcoin COIN+ その他インバウンド決済(KakaoPayなど) ポイント支払い(Tポイント・Ponta・WAON POINT) ※貯めることも可能 |
PayPay Alipay Kakao Pay AlipayHK |
メルペイ d払い |
最短導入日数 | 1~4か月程度 | 当日 | 翌2営業日 | 5~9日程度 | 1週間程度 | 2営業日~数日程度 |
個人タクシーでもキャッシュレス決済導入が必要な理由
個人タクシーでもキャッシュレス決済の導入が求められる理由として、近年の決済方法の急激な変化があげられます。
さまざまな場面で、キャッシュレス決済の利用者率が高くなっています。
経済産業省の資料によると、2022年の調査時で現金利用率が比較的高いタクシーにおいても、半数弱はキャッシュレス決済を利用していることが分かりました。
もっとも多い決済方法は、下記の3つです。
- 現金:63%
- クレジットカード:23%
- QRコード:7%
(出典:経済産業省「業種別の最もよく使われる支払い手段」)
地域別で見ると、首都圏など都市部を中心に、キャッシュレス決済の利用率が高い傾向です。
とくに南関東エリアではタクシーでのキャッシュレス決済利用率が高く、東京都は52%と現金派をわずかに上回っています。
よって今後の集客率向上を狙うのであれば、個人タクシーもキャッシュレス決済を検討する必要があると言えます。
契約前に確認しておくべきこと
キャッシュレス決済代行サービスの多くは、個人事業主も加盟可としています。
ただし、申し込みできるからといって個人タクシーが審査に通るとは限りません。
個人タクシーでもスムーズにキャッシュレス決済を導入できるように、下記の点をあらかじめ確認したうえで加盟申込みをしましょう。
- 決済手数料はいくらか
- その他コストはかかるか
- 個人タクシーでも利用できるか
決済代行サービスは、提供会社ごとに料金システムが大きく異なります。
決済手数料は3.74%前後が主流ですが、中には数十%かかるサービスもあるため、慎重に選ぶことが大切です。
他にも月額利用料やシステム利用料、売上金の振込み手数料などさまざまな名目で料金が発生します。
毎月の売上を元に、ランニングコストが事業を圧迫するおそれはないか検討しましょう。
また、中には「実店舗を構えていること」「ECサイトを運営していること」など、加盟に条件が設けられているところもあります。
店舗やサイトをもたない個人タクシーの場合、審査に落ちるケースもあるため、不安な方は事前に問い合わせてみることをおすすめします。
個人タクシーでも導入できるキャッシュレス決済6選
個人タクシーの集客率を向上させる手段として、キャッシュレス決済の導入は高い効果が期待できます。
前述の資料では、「キャッシュレス決済を利用できることは知っているが、あえて利用しなかった(現金で支払った)理由」についても調査結果が記されています。
調査結果によると、タクシー乗車でキャッシュレス決済をあえて利用しなかった理由で上位を占めていたのは、下記の3つでした。
- (手数料の分)お店の売上が減るため:39%
- 料金が少額だったから:36%
- キャッシュレス決済を避けてほしいと言われた:21%
(出典:経済産業省「業種別の最もよく使われる支払い手段」)
上記の結果を考慮すると、集客向上のためにキャッシュレス決済を導入するときは、ユーザーが気兼ねなく利用できる環境作りも必要と言えます。
そこで今回のランキングでは、個人タクシーでも導入しやすいことに加えて、使い勝手の良さや、各種手数料の安さも考慮して、順位を決定しました。
個人タクシーにおすすめ! キャッシュレス決済比較ランキング
バランスが良いのはスマレジ Paygate!導入スピードならSquare
サービス名 | スマレジ・PAYGATE | Square | STORES決済(旧:Coiney) | Air PAY | PayPay | メルペイ |
企業名 | 株式会社スマレジ | Square株式会社 |
STORES 株式会社 (旧:ヘイ株式会社) |
株式会社リクルート | PayPay株式会社 | 株式会社メルペイ |
決済手数料 | 3.24%~ | 3.25%~ | 1.98%~ | 2.95%~ | 1.60%~ | 2.6%~ |
対応支払い方法 |
クレジットカード 電子マネー 交通系電子マネー PayPay d払い 楽天ペイ auPAY メルペイ LINE Pay Alipay(支付宝) WeChat Pay(微信支付) |
クレジットカード デビットカード 電子マネー 交通系電子マネー PayPay オリジナルのプリペイド・ギフトカード (使用する決済端末・契約内容による) |
クレジットカード 交通系電子マネー WeChatPay(微信支付) ※オンライン決済はVISAとMasterCardのみ Android端末では電子マネーの対応不可 |
クレジットカード 電子マネー 交通系電子マネー Alipay(支付宝) WeChat Pay(微信支付) d払い PayPay LINE Pay Jcoin COIN+ その他インバウンド決済(KakaoPayなど) ポイント支払い(Tポイント・Ponta・WAON POINT) ※貯めることも可能 |
PayPay Alipay Kakao Pay AlipayHK |
メルペイ d払い |
最短導入日数 | 1~4か月程度 | 当日 | 翌2営業日 | 5~9日程度 | 1週間程度 | 2営業日~数日程度 |
導入しやすさ、使い勝手の良さ、決済手数料すべてのバランスが良いのは、スマレジ Paygateです。
マルチ決済端末はAndroid端末となっており、Wi-Fiなど別途通信環境を用意する必要がありません。
Androidスマホやタブレットと同じく、4G回線を利用できます。
また、レシート内臓端末のため、タクシーのメーターと連動できなくてもレシート発行がその場でできるメリットもあります。
決済手数料はごく平均的な3.24%~ですが、総合的なバランスの良さも考慮すると、スマレジ Paygateがもっともおすすめのサービスです。
また、一部のクレジットカード決済であれば、最短申し込み当日に導入できるSquareも魅力的といえます。
Squareは月額固定費や売上金の振込手数料がいっさいかからないため、本命のキャッシュレス決済を導入するまでの間、一時的な利用にもおすすめです。
まとめ
単純に決済手数料のみを見ると、PayPayやメルペイは十分魅力的です。
しかしクレジットカードや交通系電子マネーに対応できないことや、他社サービスの中にはPayPayやメルペイにも対応しているものもあります。
対応できる決済方法が限られていることを考えると、単独で加盟するメリットが少ないため、5位・6位としました。
幅広い決済方法に対応したい方は、レシートプリンター内蔵のマルチ決済端末が魅力的なスマレジ Paygateや、即時利用できるSquareがおすすめです。