集客力を考えると、より多くのキャッシュレス決済を導入したいものですが、いくつもの端末を置けるほどレジスペースに余裕がある店舗は少ないでしょう。
そんな効率性を求める店舗や、以下のような特徴のあるオーナーにおすすめなのが、ステラパックです。
- 必要な機能や決済方法だけを増やしたい
- レジ横に端末をいくつも置きたくない
- 操作方法がシンプルな端末が良い
ここではステラパックの使いやすさや気になる料金システム、口コミ情報などを紹介します。
ステラパックは一般店舗用の他に医療・クリニックプランも用意しているため、医療系の方にもおすすめのサービスです。
一般店舗用、医療・クリニックプラン、いずれのプランもより詳しく知りたい方は、公式サイトもチェックしてみてください。
ステラパック(stera pack)の情報まとめ
サービス名 | ステラパック |
---|---|
会社名 | SMBC GMO PAYMENT株式会社 |
対応環境(オンライン決済・店舗決済など) |
店舗決済 ※アプリ導入でオンライン決済にも対応 |
決済手段(クレカ・コンビニ・口座振替・後払い) |
・クレジットカード VISA Mastercard アメリカン エキスプレス JCB ダイナースクラブカード Discover Card 銀聯カード ・電子マネー iD QUICPay 楽天Edy nanaco WAON 交通系ICカード(Pitapa以外) ・QRコード決済 楽天Pay d払い auPAY PayPay メルペイ ゆうちょPay ALIPAY(支付宝) WeChat Pay(微信支付) UnionPay(銀聯) |
手数料 |
初年度2.80% 2年目以降:2.70~2.90% ((医療・クリニック専用プランの場合は1.50%) ※年間取扱高により変動 ※VISAまたはMastercardのみ その他のカード・決済方法は初年度より3.25%~3.74% (医療・クリニック専用プランの場合は3.25%) |
引き落とし日(何日〆何日支払いか) |
3タイプから選べる ・月6回〆:5日ごとに〆、2営業日後に入金 ・月2回〆:15日・月末〆、2営業日後に入金 ・月2回〆:15日・月末〆、翌月15日に入金 |
申込時に必要な書類 |
ホームページのURL (ない場合は店舗外観内観画像) サービス利用料支払い用のクレジットカード (VisaまたはMastercard) その他、事業形態により↓の書類が必要 *個人事業主の場合* 本人確認書類いずれか1つ ・運転免許証 ・健康保険証 ・運転経歴証明書 ・在留カード ・特別永住者証明書 |
審査にかかる時間 | 約2週間~2か月 |
無料トライアルの有無 | 無 |
無料プランの有無 | 無 |
モバイルでの利用可否 |
一部のアプリはモバイル対応 ※基本は連携機能のみ |
他社よりも優れている点 |
・アプリで必要な機能を追加できる ・会員証アプリで集客にも活用できる ・業界最安水準の決済手数料率 ・30種類以上の決済方法に端末1台で対応 ・レシート用のプリンタも内蔵 ・電子サインで紙伝票の保管が不要 ・ユーザーに優しい自動音声つき |
ステラパック(stera pack)は使いやすい? 端末を買わなくてもアプリで使える?
ステラパックは、1台の専用端末に必要な機能をすべて搭載できる決済代行サービスです。
クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済はもちろん、専用ストアでダウンロードすれば、POSレジ機能も端末に搭載できます。
決済時にお客さんが行う操作は音声ガイド機能がサポートしてくれるため、お客さんの操作進捗を見ながら声かけする必要もなく、決済してもらっている間に商品の袋詰めができます。
決済端末も月額利用料のみで貸し出してくれるので、わざわざ自力で購入したり、導入時に高い費用を支払って強制購入させられたりする心配がありません。
ステラパックの専用端末はAndroidOSを使用しており、専用ストアでダウンロードすると、たとえば以下の機能を搭載できます。
- 他の店舗とチャットで連絡できる
- ホテルの部屋や飲食店の席を予約できる
- メニュー表のQRコードで非対面注文できる
- 免税対応のすべてを端末のみでできる
- 予約の順番が近づいたことを連絡できる
- 来店スタンプを付与・利用できる
- エリアやターゲットを絞った広告配信ができる
これらは一部の例であり、専用ストアでは他にもさまざまなアプリが提供されています。(一部有料のアプリあり)
たとえばBASE Creatorを導入すれば、ECサイトBASEと連携できるため、オンラインショップのオープンから運営までステラパック端末上でできるようになります。
売上管理や在庫管理など、店舗運営に関係する機能もアプリで追加できます。
Androidアプリであれば、自社開発のアプリをインストールすることも可能です。
ステラパック(stera pack)の手数料はいくら? 他社よりも高い?
ステラパックの決済手数料は、大まかに分けると通常店舗か、医療・クリニックかで異なります。
ここでは通常店舗で利用した場合の決済手数料を紹介します。
医療・クリニック関係は専用プランが用意されており、手数料以外に加盟条件なども異なるため、公式サイトで確認することをおすすめします。
小売店や飲食店などがステラパックに加盟した場合の決済手数料は、以下のとおりです。
- VISAまたはMastercard:初年度2.80%(2年目以降:2.70~2.90%)
- その他のカード・決済方法:初年度より3.25%~3.74%
※年間取扱高により変動
さらにVISAまたはMastercardを利用した場合、2年目以降は年間取扱高が高額であればあるほど決済手数料が割り引かれる仕組みです。
年間取扱高が250万円未満の場合は2.90%ですが、500万円を超えると決済手数料が2.70%になるため、お得度がアップします。
あくまで年間取扱高の合計のため、客単価が高いホテルや飲食店はもちろん、薄利多売タイプの小売店なども手数料を安く済ませるチャンスがあります。
決済代行サービスの手数料に業界規定はありませんが、多くの会社が採用している料率は、3.24%~3.74%です。
よってステラパックの料率は、VISAまたはMastercardに関しては業界最安値レベルで、その他の決済方法については相場程度といえます。
ステラパック(stera pack)は手数料以外に月額利用料はかかる?
ステラパックの決済代行サービスを利用するためには、専用のオールインワン端末「stera terminal」が必要です。
端末は買取式ではなく貸与のため、月額利用料が発生します。
月額利用料は業態や規模を問わず、一律3,000円(税込み3,300円)です。
料金には以下のサービスも含まれています。
- レシートロール紙無料
- 修理・交換無料
- 会員証アプリ「おみせポケット」
会員証アプリの中には、会員証・スタンプカード・クーポン発行・顧客管理の機能が含まれています。
専用ストアでアプリをダウンロードすれば、さらに機能拡張できますが、面倒なダウンロード操作を避けたい方でも、ステラパックを導入するだけで基本的な運営機能を利用できます。
また、月額利用料と決済手数料以外の料金(初期費用など)はいっさい発生しませんが、注意点として3年未満の解約は44,000円~88,000円の違約金がかかります。
ステラパック(stera pack)のアフターサポートは充実してる?
ステラパックを導入した場合、アフターサポートはメールか電話のいずれかを利用することとなります。
導入後の電話・メールによるサポートは、専用デスクで24時間365日受け付けています。
大手の三井住友銀行グループが提供するサービスのため、セキュリティ面も安心して利用できます。
三井住友銀行のATMにもチラシが置かれていました。
他社に比べて特別優れたサポート再生があるとはいえませんが、機能面の豊富さと電話・メールの両方で問い合わせを受け付けている点を考えると、十分充実しているといえます。
ステラパック(stera pack)の評判は良い? 悪い口コミはない?
ステラパックのサービスや端末について、実際に利用している方の声を集めてみました。
利用者の主な声は、以下のとおりです。
良い口コミ
- 決済方法が豊富にある
- 端末が1台で済むので操作が簡単
- 「おみせポケット」で集客できる
- 決済手数料が安い
- レシートプリンターが一体型なので接続不良が起こらない
- 三井住友カードのサービスなのでセキュリティが信頼できる
悪い口コミ
- 端末が持ち運べない
- 回数券や前払いが利用できない
- 原因不明のエラーが起こることがある
ステラパックに関する口コミの多くは、高評価の内容でした。
従業員にとっても使いやすく、スタンプカードなどの集客機能も使いやすいという声がありました。
他にも、利用者側の口コミとして、端末へのカードの差し込みがしやすい、操作しやすいという声もあり、店舗側・お客さん側の両方に喜ばれています。
一方で、「お客さんが同じ支払い方法を何度も試したが、原因不明のエラーで決済できないときがある」という経験談もあり、イレギュラーなトラブルはごくまれに起こることが分かります。
ただし、端末1台で30種類以上の決済方法に対応していることを考えると、深刻な問題点ともいえないでしょう。
まとめ:ステラパック(stera pack)の総評
ステラパックは端末1台あればキャッシュレス決済からPOS、店舗運営や集客まですべての業務をこなせるようになる、利便性の高い決済代行サービスです。
アプリをダウンロードすればさらに機能を拡張できるため、新たに他社サービスを導入したくない方や、レジ周りをすっきりさせたい方に向いています。
一方で業種や取り扱い商品によっては利用条件が異なったり、解約時期によっては違約金がかかったりするため、事前に細部まで規約を確認しておく必要があります。
利用規約は公式サイトで公開されているため、まずはチェックしてみてはいかがでしょうか。