クロネコ掛け払いを使う前に気になる「手数料」や「料金」、「審査の厳しさ」・「評判」を調べました
少額取引を安心して行いたい方は、クロネコ掛け払いを検討してはいかがでしょうか。
- 少額だが取引数が多い
- 個人事業主から受注することもある
- 未回収時の手間やリスクも減らしたい
このような特徴や要望のある方は特に、幅広いサービスと充実した保証が期待できるクロネコ掛け払いがおすすめです。
サービス内容の詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
ここでは、手数料など料金面の特徴や、実際の口コミから分かるクロネコ掛け払いの評判についてご紹介しています。
クロネコ掛け払いの情報まとめ
会社名 | ヤマトクレジットファイナンス株式会社 |
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サービス名 | クロネコ掛け払い |
対応環境(オンライン決済・店舗決済など) | オンライン決済 |
決済手段(クレカ・コンビニ・口座振替・後払い) |
コンビニ(請求書) 銀行振込 口座振替 ※振込先はみずほ銀行口座 ※請求書にバーコード印字のあるもののみコンビニ支払い可能 |
手数料 | 2.0%~5.0% |
引き落とし日(何日〆何日支払いか) | 月末〆の翌々月5日払い |
申込時に必要な書類 |
加盟店申込書 ※その他の必要書類については非開示 |
審査にかかる時間 | 約2週間 |
無料トライアルの有無 | 無 |
無料プランの有無 |
無 ※最初の顧客情報登録までは月額固定費0円 |
モバイルでの利用可否 | 非開示 |
他社よりも優れている点 |
クロネコ以外の配送会社による発送でも利用可能(事前相談が必要) 他社のシステムとの連携多数 売掛金は100%保証 与信審査は最短5分 月額管理費用が最大10,000円 メール・電話の他、営業担当者によるサポートあり ヤマトグループの各サービスと連携 |
クロネコ掛け払いは使いやすい? 端末を買わなくてもアプリで使える?
クロネコ掛け払いは、大手配送会社によるBtoB取引専門の決済代行サービスです。
与信や請求書の発行、請求はもちろん、万が一のときの督促や未回収分の保証も含まれているため、売掛金による手間もリスクも軽減できます。
企業間の決済のみに対応しているため、店舗での端末による支払いや専用アプリでの支払いは対応していません。
専用機器を購入することなく、会員専用のWEBページへアクセスし、以下の情報を登録するのみで使用できます。
- 取引先企業(買い手企業)情報を登録
- 注文・出荷情報を登録
取引先企業の情報は初回のみ登録が必要です。
一度登録すると、同じ企業との取引は注文・出荷情報を登録するのみで決済代行してくれます。
初回は登録した取引先企業情報をもとに、クロネコ掛け払いによる与信が行われます。
与信審査に通過したら相手企業へ「会員登録完了書」が郵送されるため、取引先には事前にクロネコ掛け払いを利用することを説明しておきましょう。
サービスを提供するヤマトグループは、宅配サービスの他にも機密文書の溶解処理などさまざまなビジネス向けサービスを取り扱っており、それらとの連携も可能です。
一般的な決済代行サービス会社ではできない業務も含め、外注サービスを一社契約で済ませたい方は、クロネコ掛け払いを検討してはいかがでしょうか。
クロネコ掛け払いの手数料はいくら? 他社よりも高い?
決済ごとに発生する手数料は、明確な業界ルールがないため決済代行サービスによって大きくことなります。
クロネコ掛け払いが定めている決済手数料は、以下のとおりです。
- 決済手数料…2.0%~5.0%(個別見積もり)
上記の料金には、万が一未回収となったときのための保証料も含まれています。
同じくBtoB向け決済代行サービスを提供している掛け払いドットコムなど他社サービスは3%前後のところが多く、クロネコ掛け払いは決済手数料が高額な部類に入ります。
個別見積もりのため必ずしも5.0%が適用されるわけではありませんが、決済手数料の安さを重視する方は他社サービスとよく比較すべきです。
ただし、クロネコ掛け払いは個人事業主との取引にも掛け売りが利用できるメリットもあります。
クロネコ掛け払いは手数料以外に月額利用料はかかる?
売掛金の管理や請求業務を外注するには、決済手数料の他に初期費用や請求書発行費用、顧客管理用や月額費用などが発生します。
クロネコ掛け払いも、決済手数料以外に一部のサービス料が必要です。
登録時やサービス利用時に発生する決済手数料以外の費用は、以下のとおりです。
- 初期登録料…無料
- 請求書発行費用…無料
- 月額管理料…0~10,000円(個別見積もり)
クロネコ掛け払いは、初期登録料や請求書発行費用がいっさいかかりません。
月額管理料も個別見積もりで高くとも10,000以下のため、安価で済む可能性もあります。
他社の場合、顧客管理料と称して高額な月額管理料がかかったり、請求書発行手数料が請求書の枚数分発生したりと、こまかなコストがかさみます。
決済手数料が他社より高額な傾向のあるクロネコ掛け払いですが、その他のコストを抑えられるため、総合的に見ると他社よりも安くなる場合があります。
クロネコ掛け払いを登録する際の審査は厳しい?
クロネコ掛け払いの審査基準は非公開となっていますが、条件については以下のようにいくつか明示されています。
- 利用者(売り手)は法人に限る
- 役務など配送を伴わないサービスにも利用可能
- クロネコヤマト以外の配送会社からの発送分も利用可能
売り手のみ法人格であることが求められますが、買い手側は個人事業主でも利用でき、実際の利用実績もあります。
商品発送を必要としない役務や、他社配送サービスを利用した発送分に対してもクロネコ掛け払いを適用可能です。
ただし、場合によっては利用できないこともあるため、役務や他社配送サービスを利用する予定のある方は事前にサービス利用の可否を確認しておきましょう。
買い手側の与信審査についても、明確な審査基準は非公開です。
しかし限度額が60~2,000万円と幅広く、導入実績が1,200社を超えていることから、事業規模などで簡単に落とされることはないでしょう。
クロネコ掛け払いの評判は良い? 悪い口コミはない?
大手企業が提供するサービスという安心感が魅力のクロネコ掛け払いは、実際の使い勝手はどのように評価されているのでしょうか。
SNSやブログなどで見つかった口コミをもとに、この項目ではクロネコ掛け払いの評判についてご紹介します。
良い口コミ
- 安心して掛け払いを利用してもらえる
- 初回の取引から請求書払いに対応できる
- コスト削減や業務の最適化につながった
- 手間とリスクのない受発注が可能になった
- 小口取引や個人事業主への売掛にも対応してくれる
悪い口コミ
- 審査に落ちたが理由が分からない
良い口コミでは、大手ゆえの安心感や幅広いサービスに魅力を感じている声が多数でした。
入金管理まで引き受けてくれるうえ、万が一の未回収時は督促業務も代行してくれるため、メンタル的な負担もないと好評です。
他社では1通ごとに発生する請求書発行手数料が無料のため、結果的にコスト削減にもつながっている点が評価されています。
悪い口コミは唯一「審査に落ちた」という声がありましたが、口コミの主はいわゆる「転売屋」でした。
クロネコ掛け払いの公式サイトには「業種によっては利用を断る場合がある」と明記されており、業種が審査落ちの理由となった可能性があります。
審査について書いている口コミ以外、ネガティブな内容のものはありませんでした。
「サイトにつながらない」「エラーが出た」など利用面のトラブルもあげられていないため、サービス環境も問題ないようです。
トラブルの頻度が少ない決済代行サービスを探している方は、クロネコ掛け払いを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
クロネコ掛け払いは、企業間取引の多い企業におすすめの決済代行サービスのひとつです。
売り手側は法人格でなければなりませんが、買い手側の規模や業態は問われないため(与信審査はあります)、個人経営の店や小規模経営の会社との取引にも利用できます。
手数料と月額利用料の幅が大きな点が不安ですが、個別見積もりのため自社に無理のない料金を交渉するチャンスがあります。
未回収時の督促代行や保証もあるため、リスクや手間を削減して安心できる掛売りを導入したい方は、一度クロネコ掛け払いの公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。