掛払いドットコムは、BtoC向けの後払いサービスで実績のある株式会社キャッチボールが提供する、企業間取引に特化した決済代行サービスです。
個人事業主でも審査申し込みできるなどメリットが多く、たとえば以下のような方におすすめです。
- 初期費用や月額費用を抑えたい
- 請求書の発行手数料を抑えたい
- 少額取引き請求にも掛け払い対応したい
掛払いドットコムは経営規模や取引金額が小さい場合も、代行を依頼することができます。
まずは担当者による見積もりなどが必要なため、申し込みは公式サイトの専用フォームを介した問い合わせから始めましょう。
実際に利用している企業の口コミなど、掛払いドットコムの特徴については、この記事でご紹介しています。
掛払いドットコムの情報まとめ
会社名 | 株式会社キャッチボール |
---|---|
サービス名 | 掛払いドットコム |
対応環境 | 企業間決済 |
決済手段 |
・請求書払い ・立替払い |
手数料 |
・決済手数料 1.2%~3.6%
・立替払い |
引き落とし日 |
・請求書 月末締め翌月末払い ・請求金額を100%立替え入金 |
申込時に必要な書類 | データ登録(法人名・住所・電話番号などの情報)のみ |
審査にかかる時間 | 当日中 |
無料トライアルの有無 | 無 |
無料プランの有無 | 無 |
モバイルでの利用可否 | 非開示 |
他社よりも優れている点 |
・個人事業主も利用できる ・商品を即日発送できる ・請求の自動化により請求書の作成、入金確認、督促までにかかる負担を削減 ・未回収リスクなし |
掛払いドットコムは使いやすい? 端末を買わなくてもアプリで使える?
株式会社キャッチボールが提供する掛払いドットコムは、BtoB向けの決済代行サービスです。
企業間における請求業務を一貫して代行してくれるため、請求書の個別発送や消込作業、督促・回収業務まで任せることができます。
取引額が小さい・新規の取引先・各調査機関(TDB、TSR)に情報がないなど、掛け払いに応じて良いか判断が難しい場合の取引きにも利用可能です。
万が一未回収が発生したときも安心の100%保証があり、個人事業主からの新規注文にも即時対応できるようになります。
肝心の使いやすさですが、店舗用のような専用端末の購入やアプリダウンロードの手間がなく、通常業務の延長で利用できる手軽さがあります。
取引きの話が持ち上がったと同時に、与信から書類作成や請求書発行などを掛払いドットコムに依頼するのみです。
社内稟議を通すよりも早く取引きを進められるため、請求業務以外の作業効率もアップします。
掛払いドットコムの手数料はいくら? 他社よりも高い?
掛払いドットコムを利用するときは、1件ごとに決済手数料が発生します。
明確な手数料率は決まっておらず、商材や販売方法を参考に個別決定するため、詳しい数字は見積もり依頼する必要があります。
公式サイトによると、手数料の目安は1.2%~3.6%です。
同様のBtoB向け決済代行サービス会社の手数料と比較してみると、実は飛び抜けて高額とも激安とも言えません。
たとえばNP掛け払いも同様の1.2%~3.6%で、商材・販売方法によって個別決定する方法を取っています。
手数料を個別決定する決済代行サービスは珍しくなく、他にも0.5%~3.5%を提示する会社や、高額のところでは5.0%とする会社もあります。
他社の例を加味すると、掛払いドットコムは『ごく平均的な手数料』です。
掛払いドットコムは手数料以外に月額利用料はかかる?
BtoB向け決済代行サービスは、請求書の発行にともなう送料や人件費も発生するため、決済手数料に以下のような月額利用料が加わります。
- 請求書発行手数料
- 月額固定費
- 振込手数料(立替金による支払い時)
掛払いドットコムの特徴は、これらの手数料も工夫や交渉次第で安く抑えることができる点です。
たとえば紙タイプの請求書を郵送する場合は1件あたり税抜き190円ですが、PDF形式によるオンライン請求に設定すると、無料で請求書を発行してくれます。
月額固定費は、決済手数料と同じく個別見積もりを行ったうえで決定します。
最低金額『0円~』となっており、場合によっては月額固定費0円・請求書発行手数料0円で利用することが可能です。
売掛金の回収が滞ったときは立て替え金の振込手数料が発生しますが、未回収さえ発生しなければ手数料を請求されることはありません。
ただし、有料オプションを利用した場合は個別の月額利用料がかかる場合があるため、プランを決定するときは担当者へ必ずオプション料金について確認してください。
掛払いドットコムを登録する際の審査は厳しい?
掛払いドットコムを利用するには、まず加盟店審査に通過しなければなりません。
審査内容の詳しい情報は開示されていませんが、株式会社キャッチボールが提供する『後払いドットコム』の審査情報を参考にすると、サイトと書類の情報をもとに審査されます。
ECサイトを運営している場合は取り扱い商品や販売方法などもチェックされるため、申し込み書類には実態と相違がないように記入しましょう。
審査の厳しさについては特定の条件が提示されていないため、厳しいとも甘いとも言えません。
ただし、少額取引きでの掛け払いに対応していたり、個人事業主からの申し込みにも応じていたりする事実から、事業規模や売上実績が審査のネックになることはないでしょう。
掛払いドットコムの評判は良い? 悪い口コミはない?
掛払いドットコムは、2019年1月にリリースしたばかりの新サービスです。
そのため口コミ情報が非常に少ないのですが、会社自体は従来より提供されていた『後払いドットコム』で高い評価を得ています。
掛払いドットコムのサービスや株式会社キャッチボールに対する良い口コミは、以下のとおりでした。
- 代引きが利用できない大型商品の取引きに良い(建築資材卸業)
- 新規取引先でも事前入金を求めず受注できる(印刷会社)
- 少額注文にも対応できる(衣料品卸業)
- 与信審査が早い(飲食店向け卸業)
- 自社システムとの連動に柔軟に対応してくれた(電設資材販売会社)
少額注文や新規取引先にも掛け払い対応できるため、個人事業主からの注文や、新支店オープンにともなう単発注文に対応できるメリットを実感する声が複数ありました。
与信にかかる時間も早く、即時取引きを開始できるスピード感は、「指定時間までの注文で当日発送」など特急サービスを売りとする企業との相性抜群です。
また、API連携によるオプションも充実している掛払いドットコムでは、顧客の自社システムとの連携要望にも柔軟に対応しています。
継続取引する企業が多い場合はもちろん、新規取引先の情報も1件1件管理画面へ入力する手間が省けるため、少人数運営の会社の従業員負担を軽減してくれます。
ちなみに悪い口コミやイマイチな口コミについて調べてみましたが、サービス提供開始から間がないためか、悪い口コミらしいものは見つかりませんでした。
ただし、実際に掛払いドットコムを契約している某社の買い物ガイドでは、以下のような注意点が書かれていました。
「郵送による請求書では銀行振込・口座振替・コンビニ払いが可能だが、PDF形式の請求書では銀行振込のみ対応可能」
サービス内容は契約内容や審査結果によって異なるため、すべての掛払いドットコム利用企業が当てはまるとは限りませんが、決済方法の選択肢を増やしたい方は要注意です。
郵送とPDFによって自社が取り扱える決済方法に違いは出るのかどうか、契約前に確認することをおすすめします。
まとめ
株式会社キャッチボールが提供する企業間取引向けの決済代行サービス、掛払いドットコムは、2019年1月にリリースしました。
提供開始から日の浅いサービスですが、同社では10年以上の実績を持つ『後払いドットコム』が高い人気を得ており、BtoB向けサービスにも十分期待が持てます。
既に導入している企業には好評の掛払いドットコムに興味がある方は、公式サイトの専用フォームより無料見積もりを申し込んでみてはいかがでしょうか。