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コンテンツ制作会社を選ぶための5つの質問【自社に最適な外注先は?】

「どこかで目にしたことがあるような情報ばかりが詰め込まれたコラムが納品された…」 「修正回数がかさんで納期までにダウンロード資料が完成しなかったため、結局リード獲得施策のスタートが遅れてしまった…」 「制作会社側にうちの業界に詳しい人がいなかったので、制作にあたってこちらの意図を伝えるのに苦労した…」 コンテンツの制作を外注したことがある方の多くは、一度はこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか? コンテンツマーケティングに取り組む企業の増加に伴い、今日ではそれを支援するコンテンツ制作会社も軒を連ねています。 そのなかから自社に最適なコンテンツ制作会社を見極めなければ、冒頭で述べたような状況に陥ってしまうでしょう。 そこで本コラムでは、このような状況に陥らないためにコンテンツ制作会社に投げかけるべき5つの質問を解説していきます。 5つの質問で最適なコンテンツ制作会社を見極める! Q1:実際の制作はどなたが担当しますか? コンテンツ制作会社によって制作体制は様々です。 なかにはクラウドソーシングサイトで調達したディレクターやライター、デザイナーといったクリエイターに制作を丸投げしているような会社もあります。 もちろん、クラウドソーシングサイトにも優秀なクリエイターが在籍しています。 一方で、お小遣い稼ぎ感覚で仕事をしているクリエイターが少なくないことも実情です。 したがって、このような制作会社に外注した場合には専門性が高いとは言えないクリエイターが制作を担当した結果、「想定とはまったく異なる仕上がりのコンテンツが納品された…」という状況に陥ってしまいがちです。 そのため、実際の制作はどのようなクリエイターが担当するのかを質問しましょう。 そのうえで、特に企画立案や制作打ち合わせといったコンテンツの根幹に関わる部分に社内のクリエイターを充てているコンテンツ制作会社に依頼するのが良いでしょう。 Q2:具体的な制作フローを教えていただけますか? コンテンツの対象となっている業界や商材については、コンテンツ制作会社よりもまさにその業界でその商材を売っているクライアント企業の方が詳しいのが一般的です。 したがって、コンテンツ制作会社の役割はクライアント企業側の知見を活かしつつ、そこにマーケティング的な知見を加えて、ターゲットの興味・関心の喚起や問い合わせ・資料請求といったアクションにつながるようにすることです。 そのためには、コンテンツ制作に着手するまえに、クライアント企業/コンテンツ制作会社間でコンテンツ内容に関する打ち合わせを実施して双方の知見を融合させることが欠かせません。 一方で、このような打ち合わせの機会を設けずにコンテンツ制作に着手するコンテンツ制作会社も珍しくありません。 このような制作フローでは、ウェブ上の情報だけを参考にしたオリジナリティに欠けるコンテンツや、書き手の知見に偏ったコンテンツに仕上がってしまう可能性が高いでしょう。 そのため制作フローについて質問することで、そのなかにコンテンツの内容に関する打ち合わせが含まれているかどうかを確認しましょう。 Q3:類似する業種での制作実績を見せていただけますか? 「ライティングが冗長で、何度修正してもらってもBtoBらしい文体にならない…」 「デザインのトンマナが合わず、どのように修正を依頼すれば良いのかわからず困った…」 一口にコンテンツといっても、BtoBやBtoCといったビジネス領域やシステム開発、情報セキュリティ、製造といった業種によって、それぞれ特性が異なります。 したがって、これまでにその商材の属する業界でのコンテンツ制作実績がないコンテンツ制作会社に外注した場合にはこのような状況に陥ってしまう可能性が高いです。 そのため、類似する業種での制作実績を問う質問を投げかけて事前に確認をしましょう。 Q4:このようなテーマのコンテンツの場合、どのような集客施策が効果的ですか? 特に事例集やホワイトペーパー、サービス資料といったダウンロードコンテンツを制作する場合、サイト内にコンテンツを設置するだけでダウンロード(=リード獲得)という成果を生み出すことは難しいでしょう。 どんなに素晴らしいダウンロードコンテンツを作り上げたとしても、世間がその存在を知らなければダウンロードされることはないからです。 コンテンツマーケティングによってリード獲得を実現するためには、SEOコンテンツによる自然検索での流入やウェブ広告の出稿といった集客施策が欠かせません。 そして、ダウンロードコンテンツはそういった集客施策も踏まえた上で制作する必要があります。 そのため、特にダウンロードコンテンツを制作する場合には、コンテンツ制作だけではなくウェブマーケティング全般の知見を有しているどうか確認しましょう。 Q5:○日に依頼した場合の納期を教えていただけますか? Q1で述べたように、コンテンツ制作会社のなかには外注先に丸投げしているような会社も少なくありません。 そのような場合には、制作に着手するまでに必要以上の時間がかかったり、修正が反映されるまでにタイムラグがあったりといった理由から、希望する納期に間に合わない可能性も否めません。 こうした事態を避けるためには納期に関する質問を投げかけるのが有効です。 その際、「大体これくらい」といった曖昧な表現で回答するような会社は避けることが望ましいでしょう。 制作フローが整ったコンテンツ制作会社であれば、「御社が確認に要する時間にもよりますが、最短で○日で納品できます」といった明確な回答が得られるはずです。 それでも納期に不安が残る場合には、仮の日程でも構いませんのでスケジュール表の提出を求めてみましょう。 オリジナルチェックリストでコンテンツ制作会社を比較検討! コンテンツマーケティングの普及に伴い、今日では非常に多くのコンテンツ制作会社が軒を連ねています。 それらのなかから自社に最適な1社を見極めるために、ぜひ今回の挙げた5つの質問を投げかけてみてください。

2020-02-05

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リード文の書き方をパターン別に解説!〜これさえ覚えておけばスラスラ書ける!〜

ホワイトペーパーやコラムといったコンテンツの冒頭には、リード文を記載するのが一般的です。 そして、真っ先に読者の目に入る部分だからこそ、「なかなかリード文を書き進められない」とお悩みの方も多いのでは? しかし、実はいくつかのパターンを覚えておくことで、誰でも簡単にリード文が書けるようになるのです。 そこで、本コラムでは、具体的な文例を交えつつ、3つのパターンにわけてリード文の書き方を紹介します。 リード文の役割とは リード文は、ホワイトペーパーやコラムといったコンテンツにおいて、読者が最初に目にする部分です。 そのため、読者の心を掴み、離脱を防ぐ役割が期待されます。 一方で、毎回まっさらな状態からリード文を考えようとすると、冒頭で述べた通り「なかなか書き進められない」という状況に陥ってしまいます。 特に、これからWebマーケティングを本格化しようとする企業の場合、コンテンツの量産が必要なケースも多いでしょう。 そんななか、1つのコンテンツ作るたびにリード文で頭を悩ませていると、なかなか制作を進めることができず、スケジュール全体の遅れにもつながりかねません。 こうした課題を解消するためには、あらかじめリード文のパターンを頭に入れ、それを押さえた上でリード文を書き始めることが重要です。 リード文の構成要素 リード文の構成要素は、大きく2つに分けることができます。 その1:「導入」 読者の課題感などを喚起して、以降の文章を読み進めてもらうための動機付けを図る部分です。 その2:「本編への誘導」 「導入」を受けて、本編の内容を簡単に紹介する部分です。 一般的には、「本コラムでは、」「本資料では」につづける形で、タイトルで使用しているキーワードと連動させる形で作成するのが一般的です。 【例1】 タイトル:導入事例制作を外注する場合に押さえるべきポイント 「本編への誘導」:そこで、本コラムでは導入事例の制作を外注する場合に押さえるべきポイントを紹介します。 【例2】 タイトル:CVRを改善するために見るべき5つのポイント【BtoB企業向け】 「本編への誘導」:そこで、本コラムではCVRを改善するためにBtoB企業が見るべき5つのポイントを解説していきます。 このように、リード文は「導入」と「本編への誘導」という2つの構成要素で成り立っています。 このうち、「本編への誘導」については、タイトルと連動させる形でキーワードだけを入れ替えれば良いので簡単に書き進めることができます。 一方で、「導入」についてはそう簡単に作成できるものではありません。 「リード文をなかなか書き進められない」という方の多くも、この導入部分につまづいているのではないでしょうか? 裏を返せば、「導入」さえ乗り越えることができれば、リード文をスラスラと書き進められるはずです。 そこで、次項では、特に「導入」部分にフォーカスしてリード文でよくある3つのパターンをご紹介します。 リード文をスラスラ書くために覚えるべき3つのパターン パターン1.業界事情と課題の紹介 〜最近、注目の対策はコレ!〜 【パターン1の文例】 近年、情報通信デバイスが多様化し、ユーザーの購買プロセスも複雑になっています。こうした状況のなか、一人ひとりのニーズに合わせることで顧客を獲得するため、Webマーケティングに取り組む企業が増加しており、注目を集めています。そこで、本資料ではWebマーケティングに取り組む場合に押さえるべき3つのポイントを紹介していきます。 「導入」で、業界事情や課題に触れたうえで、注目されている対策を紹介するパターンです。 特に、BtoB領域でのコンテンツで使用するリード文としては、王道と言えるでしょう。 使い回しやすいパターンですが、「注目の対策」が一般化している場合、「それなら知っている」と読者が離脱してしまう可能性もあるため、注意が必要です。 一方で、他社にはない先鋭的な製品やサービスを紹介する場合には適したパターンです。 パターン2.読者の課題をセリフで示す 〜その悩み、解消できます!〜 【パターン2の文例】 「コンテンツを量産しろと言われたけれど、リード文がなかなか書けない…」 「上司にコンテンツをチェックしてもらったら、リード文がイマイチだと言われた」こうした悩みは「リード文のパターン化」によって解消できる可能性があります。そこで、本コラムでは代表的なリード文のパターンを3つ紹介します。 読者が感じているであろう課題を書いたうえで、対策を伝えるパターンです。 読者の考えとコンテンツを直接リンクさせることができ、「具体的にどのような対策なのか?」と感じさせるため、本文への強い推進力を生みます。 ただし、課題感がマッチしていないと、リード文の時点で「私には関係がないコンテンツだ」と離脱されてしまう可能性があります。 そのため、このパターンを使う際には、あらかじめターゲットとターゲットが抱える課題感を明確にしておくことが不可欠です。 パターン3.課題に気づかせる 〜その対策だけでは不十分!〜 【パターン3の文例】 これからWebマーケティングに取り組もうとする企業のなかには、ホワイトペーパーの制作・公開を検討している方も多いのではないでしょうか?しかし、見込み客の数を増やすための施策としては、ホワイトペーパーを公開するだけでは不十分です。ホワイトペーパーでリードを獲得するには、その前提として、ホワイトペーパーを公開するサイトが相応の流入を獲得していることが不可欠だからです。そこで、本ホワイトペーパーでは、ホワイトペーパーを有効に活用するためのSEO対策についてご紹介します。 「ありがちな勘違い」を示し、それを否定することで新たな課題に気づかせるパターンです。 製品やサービスに関して精通している読者にとっては常識的な内容でも、認知・理解が浅い読者には「なぜ?」と本文を読んでもらえる可能性が大きく上がります。 そのため、製品やサービスの購買を意識し始めた、情報収集段階の読者をターゲットにしたコンテンツのリード文として有効です。 BtoBのコンテンツマーケティングはリードレにお任せ! 今回は、リード文をスラスラ書き進めるために覚えておいていただきたい3つのパターンを紹介しました。 そして、リードレでは、これまで数多くのBtoB企業様のコンテンツマーケティングをご支援してきました。 ホワイトペーパーや導入事例、コラムなど、見込み客の獲得や育成につながるコンテンツを数多く制作。 ライティングはもちろん、コンテンツの企画立案や、PowerPointやIllustratorを使用したデザイン、カメラ撮影などを一括してお任せいただけます。 コンテンツ制作も含めて、「コンテンツマーケティングを全て丸投げしたい!」というBtoB企業の方は、ぜひ下記のサービスガイドをご一読ください。

2019-04-18

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新入社員に「コンテンツ制作」という仕事を任せることで得られる5つのメリット

4月は新年度のはじまりであり、新たなスタートを切る節目の時期でもあります。 皆さんの会社にも、新卒採用や中途採用で新たなメンバーが加わったことと思います。 そんな新入社員には、具体的な仕事の1つとして「コンテンツ制作」を任せてみては? 本コラムでは、新入社員にコンテンツ制作を任せることで得られるメリットをご紹介します。 新入社員にコンテンツ制作を任せることで得られる5つのメリット 新入社員にコンテンツ制作を任せることで、次のようなメリットを得ることができます。 その1:新入社員が商材への理解を深める機会を作ることができる マーケティングにおけるコンテンツは、リード・ジェネレーションやリード・ナーチャリングを目的としています。 そのため、基本的には商材と関連のある内容をテーマとし、必要に応じてコンテンツのなかで商材を紹介する必要があります。 したがって、当然ながらコンテンツを制作するには商材に関する知識が欠かせません。 そういった意味で、コンテンツの制作は、新入社員が商材への理解を深めるための絶好の機会となるでしょう。 その2:斬新なアイデアが生まれやすい 「既存コンテンツの焼き直し のようなアイデアしか出てこない…」 「浮かんでくるアイデアは、 どれも他社がすでに公開している コンテンツと同じ…」 いくつものコンテンツを制作していくと、このような形で新規コンテンツのアイデアを生み出しづらくなります。 そんな時、これから商材への理解を深めていこうという新入社員というのは、固定概念にとらわれていない非常に貴重な存在です。 既存社員では思いつかないようなアイデアが生まれることも期待できます。 そして、斬新なアイデアを生み出すには、新入社員が意見を出しやすい雰囲気にしておくことが大切です。 「そんなテーマじゃ誰も読んでくれない」「商材とかけ離れすぎている」といった言葉はタブー。 「なんとか新入社員のアイデアを生かすことができないか」という姿勢で、新入社員のアイデアと向き合いましょう。 その3:買い手目線で商材を見つめなおすことができる カスタマージャーニーマップやコンテンツマップの作成では、しばしば「買い手目線に立つことが重要」と語られます。 それは、それぞれのコンテンツを制作する時も同じです。 買い手の状況に合わせて、最適なタイミングで最適な情報を提供し、会員登録や問い合わせ、資料ダウンロードといったアクションを促せるようなコンテンツに仕上げる必要があります。 とはいえ、同じ会社に長年在籍し、同じ商材と向き合っていると、どうしても売り手目線になってしまいがち…。 実際に買い手目線でコンテンツを作り上げていくことは簡単ではありません。 一方で、入社間もない新入社員は、買い手と同じように、今まさに商材そのものや、それが属する領域への理解を深めている段階です。 そのため、既存社員では気づきにくい購買プロセスにおける障壁や、検討段階で気になるポイント、他社との優位性などに気づくことができる可能性があります。 そして、そうした気づきを反映すれば、より買い手目線に立ったコンテンツに仕上げることができるでしょう。 その4:社内コミュニケーションを図るきっかけになる ・開発部門に、商材の概要をヒアリングする ・デザイン部門に、自社のロゴを共有してもらう ・取引先企業に対する事例掲載への協力要請を、営業部門に行ってもらう ・広報部門にクリエイティブチェックを依頼する コンテンツを制作する過程では、このように複数の部門の関係者とやり取りをする必要があります。 言い換えれば、コンテンツ制作をきっかけに、社内の様々な関係者とコミュニケーションを図るきっかけを生み出すことができるのです。 その5:達成感を得やすい 特に新卒で入社した新入社員の場合、しばらくの間は研修の延長線上のような仕事を任せることが多いです。 あるいは、実際の営業や開発といった仕事を任されても、なかなか思い通りに仕事を進めることができず、悶々とした日々を過ごすと言うことも…。 このような状況が長引いてしまうと、最悪の場合には離職につながってしまう可能性もあります。 離職を防ぐには、入社後の早い段階で、明確な達成感を感じることができるようにすることが効果的です。 そういった面で、コンテンツという形あるものを制作することは、具体的な成果物を作り上げたという達成感を感じられる良い方法と言えるでしょう。 コンテンツ制作をスムーズに進めるための各種研修をご用意 今回は、新入社員に任せるべき仕事としてコンテンツ制作を取り上げました。 その理由を、下記に再掲します。 【新入社員にコンテンツ制作を任せることで得られる5つのメリット】 その1:新入社員が商材への理解を深める機会を作ることができる その2:斬新なアイデアが生まれやすい その3:買い手目線で商材を見つめなおすことができる その4:社内コミュニケーションを図るきっかけになる その5:達成感を得やすい そして、当サイトでは、ホワイトペーパーや導入事例といったコンテンツ制作のヒントとなる下記のようなコンテンツを公開しています。 こちらもあわせてご一読ください。 【コンテンツ制作のヒントとなるコンテンツ】 ホワイトペーパーの作り方・書き方【5個のポイント】 導入事例のインタビューを成功へと導く5つのポイント 具体例を挙げて解説!導入事例の書き方で押さえるべきポイント さらに、リードレではコンテンツ制作をスムーズに進めるための各種研修などを実施しています。 新入社員の方々に下記のセミナーにご参加いただくことで、よりスムーズにコンテンツ制作を進めることができるはずです。 【コンテンツ制作に関する研修サービス(一部)】 ・2時間で学ぶ!BtoBコラムの書き方 ・リード獲得・育成につながるホワイトペーパー制作のコツ ・ついつい問い合わせたくなる導入事例の作り方 etc… ご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

2019-04-16

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BtoBのコンテンツマーケティングで絶対に失敗する3つのパターン

営業がすべてという時代から、徐々にマーケティングの重要性が認められはじめた国内BtoBビジネスの世界。 すでに、コンテンツマーケティングの取り組みを本格化させている企業も少なくありません。 しかし、”失敗パターン”にハマってしまうと、せっかくの取り組みが成果に結びつかないということに…。 そこで、本コラムではBtoB向け商材のコンテンツマーケティングにおいて、「これに当てはまると失敗してしまう!」という代表的な3つのパターンを紹介します。 パターン1:見込み客の数を増やすために、ホワイトペーパーを作ろう 従来、BtoB企業がウェブで公開する資料といえば、製品カタログや価格・機能比較表が一般的でした。 こうした資料をダウンロードするのは、主に製品の導入を具体的に検討している見込み客です。 一方で、今日ではBtoBビジネスにおいても情報収集の手段としてインターネットの台頭が著しいのはご存知の通り。 そのなかで、まだ具体的な検討にまでは至っていないものの、導入によって解決できるような前提課題を感じている見込み客に対して、インターネットを介していち早くアプローチする必要が出てきました。 なぜなら、今日の見込み客は多くの場合、インターネットを介してすでに一通りの情報収集を終え、候補を絞った上で問い合わせをして、営業という”人”と対面するからです。 では、どうすればインターネットを介してこのような見込み客にアプローチできるでしょうか? 製品カタログや比較表では、製品そのものに興味を抱いていない層は関心を示さないでしょう。 商材導入の前提となる課題やその解決策、業界の動向、新たな気づきを与えてくれるような内容が適切です。 それが、今日注目を集めている”ホワイトペーパー”です。 実際、皆さんの中にも、今まさにホワイトペーパーを作ろうと考えている方も多いのではないでしょうか? 確かに、新たな見込み客を獲得(=氏名、所属企業、連絡先といった情報を取得)するためのCTA(Call To Action)として、ホワイトペーパーは、従来の製品カタログなどよりも関心を示してくれる層が広がるので効果的です。 ただし、ホワイトペーパーはダウンロード資料であり、多くの場合はPDF形式で公開されます。 つまり、いわゆるコラムのようにSEO上の効果は期待できません。 「そんなの当然だろう」と思った方も多いかもしれませんが、BtoBのコンテンツマーケティングで失敗に陥らないためには、この点を改めて押さえておくことが重要です。 もう少し直接的に説明すると、単にホワイトペーパーを公開しただけではリード獲得にはつながらないということです。 ホワイトペーパーでリードを獲得するには、その前提として、ホワイトペーパーを公開するサイトが相応の流入を獲得していることが不可欠と言えます。 世界の誰もが羨むような商品を店頭に置いても、その店の存在や、その商品がその店にあることを誰も知らなければ、いつまで経っても商品は売れません。 これからコンテンツマーケティングに取り組もう(=公開サイトへの流入がほとんどない)という段階でいきなりホワイトペーパーを公開するというのは、まさにこれと同じような行為と言えます。 コラムなどのSEOコンテンツで、まずは流入を増やそう このような失敗に陥らないためには、まずはコラムなどのSEOコンテンツの公開を優先し、サイトへの流入を増やすことに注力しましょう。 ネクストアドでは、BtoB商材に関するコンテンツマーケティングにおいては、まずは20〜30本程度のSEOコンテンツ(一般的には2000字程度のコラム)の公開が必要だと考えています。 なお、実際にSEOコンテンツを制作する場合の注意点については、次項で解説しています。 パターン2:検索ボリュームの多いキーワードを狙おう 前項で述べた通り、コンテンツマーケティングの初期では、サイトへの流入を増やすことが当面の課題になります。 具体的な方法としては、自社商材に関連するキーワードで作成した2000字程度のSEOコンテンツ(一般的にはコラム)を複数本作成するのが一般的です。 そして、特に初期段階では、どうしても1つ1つのコンテンツでより多くの流入を獲得したいと考えがち。 そのため、検索ボリュームの多いキーワードでコンテンツを量産しようと考える企業が少なくありません。 確かに、検索ボリュームの多いキーワードで上位表示を達成できれば、それだけ多くの流入を期待できます。 しかし、当然ながら競合他社も同様のことを考えます。 そのため、検索ボリュームの多いキーワードには、すでに競合他社の作成した多くのコンテンツが存在しており、上位表示をさせることは難しいというケースが珍しくありません。 検索ボリュームが多すぎず、少なすぎず、な”複合キーワード”でコンテンツを作ろう! そのため、検索ボリュームが多すぎず、少なすぎず、というキーワードを狙ってコンテンツを制作するのがセオリーです。 多くの場合、それは複数のキーワードを組み合わせた”複合キーワード”です。 たとえば、自社商材であるSFA(営業支援)ツールに関連するコンテンツを制作する場合で考えてみましょう。 商材に関連するキーワードとして真っ先に思い浮かぶのは、「sfa」です。 早速、ahrefsというツールで「sfa」の検索ボリュームを見てみると、13,000/月だとわかりました。 これは、BtoB商材の関連キーワードとしては非常に多い検索ボリュームです。 そのため、すでに競合他社が注力したコンテンツが軒を連ねている可能性が高く、上位表示は難しいと考えられます。 また、「sfa」は「Sales Force Automation」の略称であり、海外からの検索流入も生じる可能性があります。 また、医療用語の略称としても使用されています。 そのため、仮に上位表示されたとしても、営業支援ツール以外の意味合いで検索したユーザーが流入してしまう可能性もあるため、単一キーワードで狙うには適切ではないでしょう。 そのため、検索ボリュームが一定数あり、かつ国内企業で営業支援ツールとしてのSFAについて知りたいと思っている人に限って流入させることができるような「sfa」+「〇〇」という形の複合キーワードでコラムを制作するのが良いと言えます。 たとえば、下記のようなキーワードです。 sfa ツール:150 sfa 機能:60 sfa crm 違い:60 sfa クラウド:50 sfa シェア:50 sfa ma:40 ※各キーワード横の数字は、月間検索ボリューム(ahrefsでの調査結果に基づく) パターン3:とりあえずクラウドソーシングでライターを見つけよう 最近では、いわゆるフリーランスとして活動しているライターにコンテンツの制作を外注している企業も少なくありません。 クラウドソーシングサイトを使えば、フリーのライターと簡単に接触できるようになったことが大きな要因でしょう。 一般的に、制作会社を介するよりも、直接ライターにコンテンツの制作を依頼した方が制作費を抑えることができます。 ただし、特にBtoB商材のコンテンツマーケティングに関わることができるような水準のライターをクラウドソーシングサイトで見つけ出すことは非常に難しいと言わざるを得ません。 コンテンツのなかでも、ライティング部分の品質は大きく次の3つの要素に左右されます。 1.前提知識 2.構成力 3.文章力 このうち、BtoB商材のコンテンツ制作において「1.前提知識」を持ったライターを見つけることは容易ではありません。 BtoCとは異なり、BtoB商材は、よほど同業界で働いていたという経験や、これまで競合にあたるような商材のコンテンツ制作の経験がなければ、ライターにとって縁遠いものがほとんどだからです。 そのため、ニッチな商材であればあるほど、「1.前提知識」を持ったライターを見つけることは難しくなります。 ただし、仮に前提知識がなくとも、クライアントへのヒアリングや関連資料の読み込みを通じて、必要な知識を補完したうえで制作に移行できるのであれば問題ありません。 しかし、クラウドソーシングサイトに登録しているライターの中には、「打ち合わせNG」もしくは「電話のみ可」という人が多いのも実情です。 そのため、前提資料の穴埋めは期待薄…。 以上を踏まえると、BtoBのコンテンツマーケティングにおいて制作会社ではなくフリーランスのライターに外注すると、「ほとんど上位サイトをコピペしたような内容」「実際の利用イメージとかけ離れている」「この業界では使わない表現が多い」といった不満の残るコンテンツに仕上がってしまう可能性が高いと言わざるを得ません。 専門性の求められるBtoBのコンテンツマーケティングでは、専門の制作会社に外注を BtoB商材に関わるコンテンツマーケティングでは、やはり専門の制作会社にコンテンツ制作を依頼するのが良いでしょう。 国内においてもコンテンツマーケティングが盛り上がりを見せるなかで、この数年でコンテンツマーケティングを事業の1つあるいは柱としている制作会社も増えています。 「情報セキュリティ商材」「クラウドツール」「製造業」など、特定のジャンルでのコンテンツ制作を強みとしている制作会社もあります。 コンテンツマーケティングに取り組む際には、複数社に問い合わせをしてみるのが良いでしょう。 また、特にコンテンツマーケティングの初期段階では、戦略策定やコンテンツ企画の検討、施策の改善、各種ツールの運用など、様々な業務を同時並行でこなしていかなければなりません。 そのため、コンテンツ制作について、企画段階から丸ごと任せることができるような守備範囲の広い制作会社が最適でしょう。 BtoBのコンテンツマーケティングはリードレにお任せ! リードレでは、これまで数多くのBtoB企業様のコンテンツマーケティングをご支援してきました。 ホワイトペーパーや導入事例、コラムなど、見込み客の獲得や育成につながるコンテンツを数多く制作。 ライティングはもちろん、コンテンツの企画立案や、PowerPointやIllustratorを使用したデザイン、カメラ撮影などを一括してお任せいただけます。 コンテンツマーケティングに取り組むBtoB企業の方は、ぜひお問い合わせください。

2019-02-14