インフォグラフィック制作のステップとポイント

世代別SNS利用状況

国内においてコンテンツマーケティングが盛んとなった今日、多くの企業が様々な形でコンテンツを制作して情報を発信しています。

コンテンツの中では、しばしば官公庁や調査会社の行った調査が引用されています。調査内容の引用とともに、グラフが転載されていることも少なくありません。しかし、調査元が作成したグラフに次のような印象を受けたという方も少なくないのでは?

  • 「数字と項目名ばかりが細々と並んでいて、見づらい」
  • 「色分けもされておらず堅い印象なので、そのまま転載するとコンテンツのイメージに合わない」

そんな時には、調査元の示している調査結果やグラフをインフォグラフィック化することを検討してみてはいかがでしょうか?

ここでは、インフォグラフィック制作のステップとポイントを紹介します。

 

1. インフォグラフィックとは?

世代別SNS利用状況

インフォグラフィックとは、データや知識、情報を視覚的に表現したものです。身近なものでは電車の路線図や地図、デパートのフロア案内図があります。

そして、コンテンツマーケティングの領域でもこのインフォグラフィックを活用する動きが広まりつつあります。すでに、官公庁や調査会社、あるいは自社の行った調査をもとに制作したインフォグラフィックを、パンフレットやウェブサイト、ホワイトペーパーをはじめとするダウンロード資料に掲載している企業も少なくありません。

そんな、インフォグラフィックの制作は大きく3つのステップで進めることができます。

 

2. インフォグラフィック制作 3つのステップ

 

ステップ1 インフォグラフィックに使用する調査データを集めよう

まずは、インフォグラフィック化する調査データを集めましょう。広く、かつ信憑性の高いものだけを集める必要があります。引用元の記載が必要な場合があるため、調査資料の末尾や調査元ウェブサイトに掲載されている留意事項をチェックしておきましょう。必要に応じて、調査元に許可を求めることも忘れてはいけません。

調査データの入手方法は、大きく次の3つです。

 

その1 官公庁の公表している白書や調査レポート

官公庁の公表している白書や調査レポートは、誰でも簡単に手に入れることできる信憑性の高い調査データの代表例です。コンテンツ内では、原則として出典元を明記することで特別な手続きを経ることなく利用できるため手間もかかりません。例えば、国勢調査などの統計資料は、総務省統計局のウェブサイトから無料で検索・閲覧・ダウンロードすることができます。
総務省統計局 http://www.stat.go.jp/

 

その2 リサーチ会社の調査レポート

官公庁以外にも、民間の調査会社が多岐に渡る調査レポートを公表しています。帝国データバンクや東京商工リサーチ、野村総合研究所、矢野経済研究所といった調査会社は調査レポートを積極的に公開しています。

また、最近では調査会社以外にも、自社の属する市場に関する調査を実施する例も増えています。

 

その3 独自調査の実施

外部の調査レポート以外にも、独自の調査を行うって調査データを収集するという選択肢もあります。たとえば、インターネット調査会社があらかじめ募集したアンケート回答者にアンケートを配信して回答を集めるネットリサーチ(Web調査)を行うことで、調査データを収集できます。

☆代表的なネットリサーチ会社

・マクロミル
セルフ型リサーチ。調査開始24時間以内納品という、スピード調査。

・ジャストシステム
セルフ型リサーチ。調査工程をクラウド化し、低価格でスピーディな調査を実現。

・クロスマーケティング
セルフ型リサーチ。190万人超のモニターを抱え、オンライン・オフラインにも対応。

 

ステップ2 強調すべきポイントを明確にする

インフォグラフィックでは、情報の取捨選択が非常に重要です。外部の調査レポートや独自調査のレポートなど、元となるドキュメントにある情報をすべて記載しようとしてしまっては、優れたインフォグラフィックを制作することは困難です。

そのため、テーマや目的に沿って、元となるドキュメントにある情報を取捨選択し、記載すべきあるいは強調すべき情報をあらかじめピックアップしましょう。

 

ステップ3 インフォグラフィックの素材を集めよう

データを視覚化するインフォグラフィックは、選んだ素材のセンスでデザインは決まるといっても過言ではありません。見やすくわかりやすいことはもちろん、親近感のあるもの、テーマのイメージに沿ったものを選びましょう。

 

インフォグラフィックで使える素材を集めたサイト4選

 

その1 freepik
http://www.freepik.com/
インフォグラフィック素材の他に、ベクター、写真、jpgなどの画像を検索することができます。インフォグラフィクのデザインも豊富にあり、参考になるでしょう。selection表示のものは無料で使用することができますが、クレジットの記載が必要です。会員登録(有料)することで、クレジット無しで利用できます。

その2 ヒューマンピクトグラム2.0
http://pictogram2.com/
街角でよくみるピクトグラムをさまざまなシチュエーションで表現されている素材集。使うシーンがよくわからない素材も多々ありますが、欲しいポーズや状況は必ず見つかります。インフォグラフィックに動きとアイキャッチを与えます。

その3 シルエットデザイン
http://kage-design.com/
生活に使うものやITイラスト素材がみつかるサイト。フラットデザインにも使えます。外国のシルエットデザインでは浮いてしまう場合にも、ちょうど良いフラット感で使いやすくなっています。

その4 シルエットAC
https://www.silhouette-ac.com/
IT素材の種類が多くあります。ベクター素材は有料です。

 

3. インフォグラフィックのデザイン 3つのポイント

 

ポイント1 テーマとターゲットを明確化する

まず、「何を伝えたいか」を最初に決めます。これは、ターゲットを決めることでもあります。ここが決まらなければ、問題意識にアプローチすることができず、ターゲット層の興味を引くものになりません。

たとえば、次の2つのケースのようにテーマとターゲットを明確にしましょう。

ケース1
ビジネス領域:BtoC
ターゲット:ひとり暮らしの20代男女
テーマ:ひとり暮らしの野菜不足

 

ケース2
ビジネス領域:BtoB
ターゲット:マーケティング担当者
テーマ:SNS広告はスマホファースト

 

ポイント2 テーマカラーと素材を決める

テーマが決まれば自ずとカラーと素材は決まります。

ケース1の場合であれば、オレンジと緑の組み合わせで飲食や野菜のイメージを印象付けることができます。「残業とストレスの関連性」であれば、頭を抱えた人物のピクトグラムや暗い色を使用することで、深刻な事態を連想させることができるでしょう。
ケース2であれば、テーマである「SNS広告はスマホファースト」に合わせて、SNSのアイコンやスマートフォンの画像を素材として使用しましょう。色は、SNSを連想させるブルーやグリーンを項目によって使い分けると良いです。ターゲットはマーケティング担当者ですので、あまりポップになりすぎないような人物素材やフォントを使用します。

 

ポイント3 強調する部分をグラフィックに

知って欲しい部分は見せたい部分です。この見せたい部分を目立つようにデザインします。

ケース1では、仮に男子学生の野菜不足が顕著であれば、同じ年代の女性と比較したイラストを載せる、または数値を大きくするなどの工夫ができるでしょう。グラフを人参やピーマンの形にする、ブロッコリーを積み上げて数値を表現するなども良い手法です。
ケース2では、SNSアイコンを積み上げる、スマートフォンとパソコンのイラストの大きさで表現する、スマートフォンを操作している人々の数で表現するなどのデザインを行うことで、わかりやすいインフォグラフィックとなります。

しかし、あまりグラフィカルにしてしまい、返ってわからなくなってしまっては本末転倒です。グラフの数値を読みやすくする、強調する部分にイラストを配置する、アイコンを使用するなど、ポイントを押さえたデザインでも、センスの良いインフォグラフィックとなります。「わかりやすい視覚化」がインフォグラフィックの目的です。見やすくかつインパクトのデザインを目指しましょう。

インフォグラフィックは、エクセルやパワーポイントでも作成することができますが、ソフトのツールに制約があり、表現が単一的になりがちです。より自由でインパクトのあるデザインを行いたい場合には、PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフト、ベクターソフトの使用をおすすめします。

自社での制作に限界を感じたら、ネクストアドにご相談ください。ターゲットが持つ課題にヒットさせ、興味を引きつけるインフォグラフィックを制作致します。

 

インフォグラフィックの事例集

その1

フローをグラフィック化したものです。動きのあるピクトグラムやアイコンを使い、わかりやすくしています。
オウンドメディア全体図

 

その2

総務省の「2017年通信利用動向調査」をインフォグラフィック化したものです。のグラフです。単色のグラフをカラー化し、アイコンを入れています。全体のデータは比較しやすいように、棒グラフであったものを円グラフに変えています。
オウンドメディアスマホファースト

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